久高島の海

島の見どころ

久高島には数々の神聖な御嶽や古来から守り、伝えられてきた久高島特有の文化を伝える史跡が多数残されています。
一見すると、何もないように感じる場所もあるかもしれませんが、これらの全てに意味が込められています。

島を巡る際には、ぜひ「久高島ガイドツアー」もご利用下さい。個性豊かなガイド陣があたなをお待ちしています。

なお、集落内は細かな道が多く迷子になりがちです。
スマートホンをお持ちの方は、久高島公式マップ(Google Map)もご利用下さい。

ハビャーン(カベール岬)

琉球開闢の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸した聖地とされる。植物群は国指定天然記念物。

イシキ浜

自然の海浜植生が見られ、五穀の種子の入った壺が漂着したという五穀発祥伝説の浜。

ヤグルガー

イシキ浜で壺を拾う前に沐浴したと伝わる井泉。麦と粟の初穂祭で儀礼前に神女たちがここで禊をした。

ヤグルガーへの階段は現在補修中のために利用できません。
周辺の海域も大切な信仰対象であり、遊泳禁止ですのでご注意ください。

大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい)

琉球王国時代、聞得大君と国王が来島する際に使われた港を君泊、集落への入口を大君口と呼んでいる。

ハタス

イシキ浜に漂着した五穀の種子が入った壺の中から、麦の種子を最初にま蒔き、壺を埋めた場所とされる。

大里家(うぷらとぅ)

久高島の旧家の一つで、「五穀の発祥」と「第一尚氏最後の尚徳王」に関わる言い伝えがある。

御殿庭(うどぅんみゃー)

久高御殿が有った場所で、12年ごとの午年に行われてきたイザイホーや、村落の主要な年中祭祀の祭場。

ハンチャアタイ

神の畑という意の名である。島の中心とされ、角にある石は天と地をつなぐ場所とされている。

ユクミヤー

ユクミヤーとは横目付屋敷の意で、琉球王国の薩摩支配下時代に監視する薩摩役人がいたと伝えられている。

イチャリ小

村落の始祖家一つで、アマミキヨが仮住いをしたと伝わり、シマグシナ(島建ての棒)を祀っている。

外間・ウプグイ

正月をはじめ主要な年中祭祀の祭場で、中心部に首里城、斎場御嶽と同名の「ウプグイ=大庫理」が有る。